弁護士 坂東利国
外部相談窓口とは
外部相談窓口は、企業の内部相談窓口を通さずに、企業外の弁護士事務所において、直接ハラスメントに関する相談を受け付ける窓口です。
セクシュアルハラスメント、妊娠・出産・育児休業等に関するハラスメントおよびパワーハラスメント等に関して企業が講ずべき雇用管理上の措置として、ハラスメント相談窓口の設置・運用が挙げられますが、企業内の相談窓口と並んで企業外の相談窓口を設置することで、従業員が安心してハラスメント相談できる窓口を広げる効果が期待できます。
なお、外部相談窓口は、いわゆる一次相談を中心とし、相談の受付窓口として機能し、相談事項を企業に報告する業務を行います。いわゆる弁護士の法律相談のように、相談者に一定のアドバイスを提供することは想定していません(企業への報告にあたっては、匿名希望等の相談者の意向を尊重するのが一般です)。
用意できる受付方法
外部相談窓口(一次相談)としての受付方法は、以下のものから協議により設置します。
- メール(専用メールアドレス)
- WEBフォーム
- 封書(郵送)
- FAX
メールフォームについては、 外部相談窓口設置例 をご参照ください
基本料金のイメージ
概算料金(消費税抜き) | |
通報対応費用 | |
~300人 | 50,000円/月 |
~1000人 | 100,000円/月 |
1000人以上 | 別途お見積り |
- 通報対応には、通報があった際の対応についての企業から弁護士への相談は含みますが、事実関係の調査は含まれていません(事実関係の調査は企業が実施することが前提となります)。
- 標準執務時間は、月額5万円の場合で月3時間、月額10万円で月6時間程度を想定しております。標準執務時間を超えた場合は、標準執務時間を超える時間15分につき5,000円(1時間あたり2万円)を請求させていただきます。
- 社内規程の作成・レビュー、社内体制の監査・助言等や、webフォーム・メールアドレスなどの事前準備を要する場合は、別途費用をいただきます。
- ハラスメントだけでなく、コンプライアンス関連の内部通報窓口、公益通報窓口としての運用をご検討の場合は、別途お見積りいたします。